弁護士はエリアマーケティングが重要!(MEOとローカルSEO)


エリアマーケティングのメリット(商圏分析・調査)とは?

最近よく聞こえるようになった”エリアマーケティング”とはそもそも何を意味するのでしょうか?

一般的には、地域戦略、地域固有の抱える特徴から抑えるマーケティングの考え方、その地域にある競争相手、差異を抑えて戦略的に攻めていくことになります。商圏分析、商圏調査と似ています。

今回は特に弁護士事務所・法律事務所のホームページを使ったエリアマーケティングをご紹介します。といっても弁護士だけではなく様々なビジネスにも応用していけるマーケティング手法です。

実は、地域によって法律ニーズは違います。若者世代が多ければ、家庭の法律相談(離婚等)が増えますし、車社会の地域であれば交通事故にからむ法律相談が増えます。お年寄りが多ければ「相続」に関する、相続法律相談のニーズ、企業が多ければ労働問題の相談ニーズが存在します。

また、ライバルの法律事務所がどのようなWEBマーケティングをしているか?競合サイト分析をすることも重要です。そのエリアで、競争相手は誰なのか?どこが市場として活性化しており、あるいは、市場として手付かずなのか?市場規模はどれくらいか?分析しながら戦略を練っていきます。そして最後には、後程ご説明しますが「ローカルSEO」へと繋がっていくわけです。

弁護士事務所も、そのような、リーガルサービスの戦略、方策、集中的マーケティング、競争に打ち勝ち、顧客満足度を向上していく時代となりました。

たとえば、東京には弁護士事務所が多数存在しますので、東京にいるからできる特徴を前面に打ち出すことができます。ニッチな市場ですが、東京地方裁判所に近いことで、「ネット誹謗中傷」の弁護士相談は、地方の方々も東京の弁護士に相談します。理由は、海外サービス、2chやtwitter等の発信者情報開示請求は東京地方裁判所で行うため、東京の弁護士に依頼したほうが効率的だからです。

どのエリアにいることで、強みをだせるか、主張する必要があるのです。

弁護士事務所開業!エリアマーケティング戦略の具体的な手法・プロセス

1.地域を知る

人口統計、人口分布、世代構成、昼夜間人口さ、世帯数、生徒・学生数、高齢者数など、リーガルサービスターゲット層はどの都市に、どういう分布で住居を構えている、あるいは、市役所や裁判所、ライバルがどこにあるのか?という調査が必要です。電車で人が移動しているなら、路線図等も考慮しておく必要があります。

2.ライバルを知る

ライバルとなる事務所のターゲットエリアは何処まで設定しているのか?
ライバル法律事務所の専門性を高めている分野はどこにあるのか?
ライバル法律事務所の強み、弁護士の年齢、キャリア、事務所構成、等、競合分析を行っていきます。

3.顧客を知る

他の事務所が手をつけていない、リーガルサービスが行き届いていない分野はあるか?
将来的にニーズが高まる分野はどういう分野になるのか?

4.営業エリア、専門分野、広告方法を設定する

上記の地域の特徴を把握した上で、自分の法律事務所の強みを洗い出し、戦略を練ります。
また、その分野に対するWEBサイト制作の方法を立案していきます。TOPページのアピールをどのような手法で行うのか?どういう分野に力をいれていくか?を練っていくわけです。

5.ホームページの効果を検証する

WEBによりどれだけ集客できたのか?どういうキーワード検索でアクセスしてきたか?
どういった法律相談が多いのか?などWEBのアナリティクスをつかって、キーワード分析をしながら、今後の法律事務所の方針を固めていきます。エリア設定した所から問い合わせが来たのか?受任できたのか?等、分析が重要です。

その分析結果から、法律事務所のサービス内容を強化したり、アプローチ手法を確立していくのです。

ローカルSEO対策・MEO対策を知っておこう

弁護士事務所のエリアマーケティングの重要性が理解できたと思いますが、WEB集客する上で、Googleの地域情報検索(ローカル検索)を活用しないて手はございません。またマップ・エンジン・オプティマイゼーション(MEO対策)も忘れてはいけません

ローカル検索とは、単にワード検索に頼らず、検索利用者の位置情報(現在地とか目的地)を関連付けて検索ランキングを決定することです。

たとえば、新宿でスマホを使って”歯医者”と検索すれば、わざわざ「歯医者 新宿」と検索しなくても、近くの歯医者が選ばれて検索結果に出てくれます。また、大阪市で「歯医者」と検索した結果とは大きく異なるのです。

これは、弁護士事務所でも同じことがおきます。よって、ローカル検索とは、Google側に検索者の位置情報と、サイトの位置情報がマッチングされて検索ランキングが決定されています。

弁護士事務所がホームページ制作する上で、この弁護士事務所がどの位置に住所があるのか?しっかりとGoogle側に伝えておかないと、ローカルSEOで上位ランキングされないことを理解しておきましょう。また、グーグル地図やグーグルプレイスで検索した時に上位にホームページが表示されないと意味がありませんので、MEO対策もしっかり行う必要があります。

NAP (Name, Address, Phone) 情報を、Googleロボットに正しく伝えておく。基本の部分ですが、知らないとローカルSEOの有効な機能を活用できないことを抑えておきましょう。

MEOの例

たとえば、「新宿 弁護士ホームページ制作」と検索すると、地図と一緒にgooglemap情報が表示されます。ローカルSEO上、google mapを表示することは総合的にとっておきたい施策です。

google map

エリアマーケティングのSEO対策は、本当に「地名+弁護士」だけでよいなのか?

一般的に、検索順位対策を行い、受任につなげるためには、「地名+弁護士」(例:”新宿区 弁護士” とか、 ”町田市 弁護士”)などの検索ワードで上位をとることが大事だといわれています。確かに、アクセス数が増えますが、必ずしも問い合わせにつながるわけではないことを理解しておきましょう。

弁護士事務所ホームページにどのように検索されてアクセスされるのか?

弁護士とWebに関するデータ分析室 このデータにもあるように、弁護士を選ぶ基準に大きく2つあります。

親しみやすさ」と「専門性」があります。

この弁護士は、何を得意としているのか?何を専門にしている弁護士なのか?と顧客は知りたいと思っています。
(厳密に、弁護士に専門性はなく幅広く業務に対応できるのですが、顧客は専門性があると考え、実績に関する情報を探します。)

よって、「町田市 弁護士 損害賠償専門」や、「町田市 法律事務所 離婚解決」など、相談内容を加えて検索してくるユーザーがいます。つまり、単に都市名で検索上位をとって、すぐに上から電話をするわけでないのです。

弁護士を検索するユーザーの行動図

①地域で弁護士を探す検索(初期情報入手段階)

「地域+弁護士」検索。ここで、初めて法律事務所名が複数、検索者へインプットされます。

②地域で専門性の高い弁護士を探す検索(専門性での絞り込み段階)

  • 「越谷+弁護士+交通事故」検索
  • 「越谷+弁護士+交通事故」検索
  • 「越谷+弁護士費用+相場」検索

①と②の検索で大体、顧客の法律ニーズにあった弁護士事務所が絞られます。○○法律事務所が○○に強いんだなぁ・・と分かります。

実は、①よりも、この②の専門性アピールが、弁護士選びでは非常に大切な部分になっています。

③気になった弁護士事務所、弁護士の「人柄、人格」の情報を調べる検索(最終段階)

「○○法律事務所」「○○法律事務所+評判、口コミ」

最後に、自分が電話でしようと考える事務所の情報を収集します。弁護士先生のキャリア、経歴、解決実績の事例、費用、専門性、住所、営業時間等を調べていきます。

上記のような複数回、さまざまな検索絞込みをした上で、顧客側が気に入った法律事務所へ電話をすることになります。

だから、①の「地域+弁護士」だけ検索上位をとったとしても不十分で、ライバルに差が付きません。大切なことは、多くの情報をそのサイト群(公式+専門サイト)が発信することで、ユーザーの絞込み検索に何度も、事務所名が顧客の目に留まることになり、弁護士事務所を選んで問い合わせしてもらえることになるのです。

よって、②に専門性の振り分けに耐えられるだけのキーワード分析が重要で、ホームページ制作時に、法律業務に長けている必要があるのです。弁護士相談Cafeでは、弁護士と共同で、このキーワード分析を徹底的に行っており差別化されております(マーケティングにおけるポジショニングがしっかりとできているわけです)。

つまり、エリアマーケティングを使ったブランド戦略において、地域の中で弁護士事務所を知ってもらうことだけではなく、同時に、専門性や人柄をアピールする必要があるのです。

参考記事:新規客開拓!弁護士事務所を見つけてもらうキーワード対策

まとめ

ユーザーはどういう問題を抱えており、法律解決を望んでいるのか?弁護士にどういうものを求めているのか?改めて整理することが重要です。

  1. 都市名+弁護士で上位をとることを必須条件だが十分条件ではない。
  2. ユーザーはそもそも自分の問題が法律解決できるのか?知りたい。弁護士依頼のメリットがあるなら依頼したいと考えている。
  3. ユーザーは、自分の課題に適した法律相談できる専門性の高い弁護士を探している
  4. 弁護士選びには、絞込み検索に生き残ることが重要。また弁護士も顧客ニーズに合わせて対応する必要がある。(親しみ、専門性強化)

上記の検索意図に応えるように、サイト制作していくのが重要であり、弁護士先生も顧客のニーズを抑えておくことが、今後重要であると理解しておきましょう。